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日本共産党 金子てるよし  ねこのあしあと

住み続けられる文京に 「すまいる住宅」は破綻明らか 

こんにちは 金子てるよしです No.419 2019.3.10より 


区は公的住宅確保の責任果たせ 

シルバーピア建設など公営住宅の確保や家賃補助の実施を拒む区が唯一、住宅施策として取り組んでいると主張する「すまいる住宅」が切実な願いに応えず、文京区の居住支援施策の貧困ぶりが改めて浮き彫りになりました。

高齢者・障害者などの「居住支援の推進」のために設置された「文京区居住支援協議会」が昨年10月に行ったアンケートで、区窓口に住宅確保の相談に来た109人の内、45%が5万円以下の家賃で住まいを探していたことが明らかになりました。

金子区議は3月4日の予算委員会でアンケート結果を示し、区が進めている「すまいる住宅」で5万円以下の賃貸物件で居住できるようになった人数を質しました。「すまいる住宅」は高齢者・障害者の入居を拒まない物件を区に登録し入居が決まった際にはオーナー側に最大2万円の補助金が支払われます。区側は「すまいる住宅」が始まった平成27年度以来の3年11カ月間に成約した5万円台の物件は4件、5万円以下ではゼロ件、現時点で5万円台以下は1件も登録されていないことを明らかにしました。

679億円の活用で公的住宅確保を

党区議団がシルバーピア建設や家賃補助を要求する度に区長は「すまいる住宅をやっている…」と答弁しています。しかし、相談者の4割強が望む5万円台以下の成約が年平均1件で「居住支援の推進」とは言えません。区は新年度からは仲介業者にも謝礼金を出すとしていますが、低廉・良質な公的住宅建設や家賃補助でこそ住まい確保支援の責任を果たすべきです。

請願不採択に!
特養ホーム・グループホーム・小規模多機能施設を増やして

9月以来区議会で「継続」扱いとなっていた「高齢者施設・住まいの確保に関わる請願」(請願者 新婦人文京支部)222日の厚生委員会で「不採択」なりました。

継続扱いになっていた請願項目は①特養ホーム、②高齢者グループホーム、③小規模多機能型居宅介護支援施設それぞれの増設を求めるものです。

厚生委員会で①②について自民・公明・市民は「不採択」を、共産・未来は「採択」を主張した結果「不採択」に、③については自民・公明は「不採択」、共産・未来・市民が「採択」で「採択」となりました。

特養ホームは政府が入居申し込みを原則介護度3以上に制限した後も待機者が400人を超えており、委員会の席上、区側からも「特養を待っている方はいます」との答弁がされたほどです。区外の施設に入所されている方々は600人を超え、特養待機者と合わせ約1千人の高齢者が住まいや介護施設の確保で困難に直面しています。


by terukaneko | 2019-03-22 19:08
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日本共産党 文京区議会議員 金子輝慶のブログ

by terukaneko
プロフィール
◎1973年9月26日 練馬区生まれ。2015年4月 文京区議選で2期目当選(文教委員会、地域振興調査特別委員会)。
◎根津・千駄木・弥生・向丘・白山の地域で活動しています。(千駄木1.2.5丁目、3丁目1~48 白山1丁目25~26、33~37)
◎96年東洋大学法学部卒業後、文京区内の建築設計事務所・総務部勤務。04年に発生した中越地震直後に党文京地区委員会が呼びかけた救援ボランティアに参加し、震度7を記録した新潟・川口町などで救援活動に取り組む。05年から党文京地区委員会勤務。
◎家族は妻と9歳の娘、4歳の息子。
◎メールkaneko★jcp-bunkyokugidan.gr.jp
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