高すぎて、払いたくても払えない国民健康保険料
高すぎて、払いたくても払えない国民健康保険料
●これは6月5日に区議会本会議で質問した日本共産党、萬立幹夫幹事長の質問です。区長答弁も合わせてお知らせします。文京区では国保の納付書が今、加入世帯へ配達されています。毎年、値上げし続ける国保。高すぎて払いたくても払えないの声は後を絶ちません。日本共産党は国保への国庫補助(国の支出)を増やし、負担軽減を図るよう参院選政策でも打ち出しています。 参院選の政策では次のように打ち出しています。 http://www.jcp.or.jp/web_policy/2013/06/2013-15.html ●萬立幹夫 次に、国民健康保険料引き下げについて伺います。 今年度もまた、国民健康保険料の大幅値上げが強行されました。僅かこの3年の間に、給与200万円の夫婦2人世帯で、率にして73%、8万5000円の負担増で20万2000円、所得の1割が国保料です。給与も年金も減り続ける非正規労働の若者や中小業者、高齢者には重すぎる負担で、もう限界です。「これでは暮らしがたたない」と、悲鳴があがっています。いま政治がやるべきことは、負担の軽減で、値上げではありません。国保料引き上げは直ちに中止すべきです。また緊急の負担軽減策として、都に1世帯あたり5000円の保険料引き下げを都の予算で行なうよう求めるべきです。伺います。 高すぎる国保料が払えずに、加入世帯の3割が滞納しています。差し押さえも強まり、資格証を発行する割合が23区で1番高く、医者にもかかれない人が増え、これでは命にかかわります。区は、滞納者へも保険証を発行し、学資保険などの差し押さえは絶対にすべきではありません。また滞納者の納付相談には、生活実態に配慮した十分な相談と指導、減額免除、納入猶予など柔軟な対応を求めます。さらに相談者のプライバシーが守れるよう「相談室」を確保することを、併せ伺います。 また今回は、医療費や健診費の伸び、賦課方式の変更と軽減措置の廃止・縮小による値上げに加え、2度の医療制度改悪のツケを現役世代に担わせた「後期高齢者支援金」と「介護納付金」が直接値上げに響いてきているのではありませんか。伺います。昨年は介護保険料や後期高齢者医療保険料も値上げされました。国に社会保障切り捨て政策を止め、減らした国保制度への国庫負担を増やすよう求めるとともに、国庫負担削減、住民負担増、滞納者締めあげの「国保広域化」に反対すべきです。併せて伺います。 区は、今回の値上げ条例を、前議会の最終日に提案するなど、区民の知る権利も議会の審議権も不十分なまま、秘密裏に強行したのは何故か。これから値上げされた国保料の納付書が送付され、区民から問い合わせ・苦情が殺到するでしょう。新宿区のように、区民の声を記録し、丁寧な対応で、説明責任を果たすべきです。併せて伺います。 ●文京区長の答弁 次に、国民健康保険に関するご質問にお答えします。 まず、本年度の保険料の改定については、所定の手続を経て、議会において条例が改正されておりますので、これを撤回することは考えておりません。また、今後も、国保財政安定のために必要な事項については、国や都に対し、要望してまいります。 次に、保険料滞納者への対応ですが、滞納者に対しましては、窓口・電話での納付相談や返済計画の作成等、生活実態に配慮して適切に対応しております。また、短期証及び資格証については、被保険者と面談する機会を確保し、滞納者の状況に合わせ、きめ細かく対応するために、状況に応じて発行しております。同様に、差し押さえ等についても、世帯の状況把握に努めつつ、法に基づき適正に対応してまいります。なお、窓口対応の際は、カウンターを衝立で仕切り、相談スペースを確保するなど、今後ともプライバシーに配慮した対応を心掛けてまいります。 次に、保険料改定における、後期高齢者支援金や介護納付金の影響についてのお尋ねですが、後期高齢者医療制度の被保険者数及び医療費の増加に伴う、後期高齢者支援金等の増加は、このたびの保険料の改定に影響を与えているものと考えております。 次に、国民健康保険にかかる国への要望についてのお尋ねですが、これまでも、国による国保財政基盤強化策の拡充による保険者の財政安定化や、国保の構造的問題を解決するための制度改革などについて、区長会及び全国市長会を通じ、要望しております。また、市町村国保の広域化を含めた医療制度改革については、現在、国の社会保障制度改革国民会議等においても検討がなされているところであり、その推移を見守ってまいります。 次に、保険料率等の改定に係る条例提案の時期等についてのお尋ねですが、今回の改定については、最終的な国の政令等が本年2月22日に確定し、これを受け、国民健康保険運営協議会に諮問し、答申をいただいたうえで、3月22日に区議会で、ご議決いただいたものであります。なお、このたびの改定については、区報、ホームページのほか、保険料決定通知書送付の際にお知らせするなど、周知を図ってまいります。また、窓口や電話でのお問合せにも丁寧に対応することで、区民の理解をいただくよう努めてまいります。
by terukaneko
| 2013-07-18 15:07
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プロフィール
◎1973年9月26日 練馬区生まれ。2015年4月 文京区議選で2期目当選(文教委員会、地域振興調査特別委員会)。
◎根津・千駄木・弥生・向丘・白山の地域で活動しています。(千駄木1.2.5丁目、3丁目1~48 白山1丁目25~26、33~37) ◎96年東洋大学法学部卒業後、文京区内の建築設計事務所・総務部勤務。04年に発生した中越地震直後に党文京地区委員会が呼びかけた救援ボランティアに参加し、震度7を記録した新潟・川口町などで救援活動に取り組む。05年から党文京地区委員会勤務。 ◎家族は妻と9歳の娘、4歳の息子。 ◎メールkaneko★jcp-bunkyokugidan.gr.jp ★は@にしてください 検索
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