日本共産党 金子てるよし  ねこのあしあと

まめまき

 昨日は節分だった。娘も保育園で鬼に豆まきをして帰ってきたらしい。3歳にとってはお面の鬼も恐怖だったと見えて、その話題に触れると表情が氷つく。自宅にある仁王像を見せると途端に泣き出してしまう。節分は寒さ厳しい時期に駆け回って鬼に豆をまく風物詩の一つで、春を待つ日本人の気持ちをよくあらわしている行事だと思う。地元の根津神社でも辰年の方々が豆まきをされていた。
 ところで、ある会合で鬼役を毎年やるという保育士の方の話をきく機会があったた。子どもたちは恐怖と戦いながら豆をまいているのだが、同時に、「こんな形相の怖い存在が保育園にいるはずはない、真相は一体何なのか、お面の中にある顔は一体誰なのか、いつもは優しい保育士さんなのでは…」という思いを持ちながら一生懸命に豆をまくのだという。そして、真相は解明されずに鬼は逃げてゆき、子どもたちは節分という季節を味わうのだという。
 さまざな思いが子どもの心の中で生まれ、葛藤することを通じて、子どもたちの「発達」する条件が広がるのだと…。日本の風物詩を子どもたちの保育・発達に組み込んだ保育実践だと思った。
 今、文京区は「行財政改革」と称して、あらゆる行政「サービス」に受益者負担を求めるとともに、その「受益」を計量するために、必需的・公共的・選択的・市場的の4つの指標で利用者負担を算出しようとしている。あるいは国は保育「新システム」と称して、保育の実施義務をなくし保育園への入所を市場化=個別契約による入所制などを導入しようとしている。
 いずれも、保育園での子どもの発達の豊かに保障するための実践とその蓄積・到達をみない乱暴な制度変更である。
 経費削減のために節分ができない保育園とか、子どもの葛藤を見ることができない保育が生まれかねない。それでは日本の「風物詩」も消えて行きかねない。
 ちなみに「節分」は、必需的・公共的・選択的・市場的の指標で見るとどう位置づけられるのだろうか。保育は「子どもの発達」の制度保障として拡充されるべきだと思う。子ども自身が持っている発達の権利を保障するために。
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by terukaneko | 2012-02-04 19:53 | Comments(0)
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日本共産党文京地区委員会 青年 雇用 子育て相談室長 金子輝慶のブログ
プロフィール
◎1973年9月26日 練馬区生まれ。2015年4月 文京区議選で2期目当選(文教委員会、地域振興調査特別委員会)。
◎根津・千駄木・弥生・向丘・白山の地域で活動しています。(千駄木1.2.5丁目、3丁目1~48 白山1丁目25~26、33~37)
◎96年東洋大学法学部卒業後、文京区内の建築設計事務所・総務部勤務。04年に発生した中越地震直後に党文京地区委員会が呼びかけた救援ボランティアに参加し、震度7を記録した新潟・川口町などで救援活動に取り組む。05年から党文京地区委員会勤務。
◎家族は妻と8歳の娘、3歳の息子。
◎メールkaneko★jcp-bunkyokugidan.gr.jp
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