日本共産党 金子てるよし  ねこのあしあと

子どもの心身の発達と園庭のない保育園 検証を!

 このテーマは、決算委員会で取り上げたテーマです。11月2日のブログ「決算委員会報告 その3」に詳細をアップしたのですが、委員会用に作成したメモをほとんどそのままアップしたので、今回はその後のニュースも加味した上で、この問題について報告しておきたいと思います。
①私は、園庭が保育園に「隣接」していなくても「移動の安全性」と「面積」基準を満たせば認可保育園として認めるという国の規制緩和が行われた結果、文京区内でビルのワンフロアの認可保育園が設置され、特に3・4・5歳児の保育、心身の発達で決定的な年齢の保育が実施され始めたことに対して検証を求めました。
②これまでも、園庭のないビルの中に認可保育園が設置されるケースはありました。ただし、それは2歳児までの保育しか行わない保育園のケースでした。都心部に保育園を設置する場合、どうしても土地・建物がネックで、私たちも一概に「ビルの中の認可保育園」を否定しているわけではありません。
③言うまでもなく、保育園の主人公は子どもたちであり、子どもの心身の発達にとって園庭は決定的な条件となるので、決算委員会ではその根拠を提示したつもりです。
④それが、山梨大学の中村和彦教授が指摘している「幼児期に身につけておくべき基本動作は36種類」です。子どもの体力低下の原因はこの36の動作を身につける機会の減少だと指摘しています。体力を構成する筋力・持久力・瞬発力の要素のうち、幼児期から小学校の時期に発達が著しいのは瞬発力で、この時期にいろいろな動作を経験して体に覚えさせることが大事と提唱しているのです。
⑤ところで、この研究が先日、福島で検証されているとのニュースがNHKで報道されていました。郡山市の幼稚園児240人余りの体重の増え方が、去年の同じ年齢層の子どもたちと比較して「4分の1にとどまっている」というニュースです。「原発事故のため外遊びができず、食事の量が減る等したのではないか」との小児科医のコメントもあわせて報道されていました。
 ⇒記事はこちらから http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/100469.html
⑥この調査について山梨大学の中村和彦教授は「事故から3ヵ月の期間であっても子どもたちの発育への影響は大きいと思う。幼少期には体の運動能力と認知的な能力、それに情緒や社会性といった能力が互いに関わりあいながら成長している。このため体重の停滞が長く続くと体の発育だけでなく機能の発達にも影響が出る恐れがある」とコメントし、検証と福島の子どもの環境の整備を訴えておられるのです。
⑦わたしは、福島のこうした事態を引き起こした東電と企業集団、国の原発政策を推進してきた政治は厳しく批判されるべきだと思います。同時に、こうした研究者の指摘を機敏に受け止め、手を打つべきだと思います。
⑧そして、文京でもこうした警鐘を察知して、就学直前までのビルのワンフロア保育が子どもの発達条件にとってどのような影響をもっているのか検証をし、必要な改善を行うべきだと思います。「規制緩和」で一度しかない、人間の発達にとって決定的な意義を持つ子どもの発育期をゆがめるわけにはいかないはずです。
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by terukaneko | 2011-11-26 19:56 | Comments(0)
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日本共産党文京地区委員会 青年 雇用 子育て相談室長 金子輝慶のブログ
プロフィール
◎1973年9月26日 練馬区生まれ。2015年4月 文京区議選で2期目当選(建設委員会、自治制度調査特別委員会、子ども子育て調査特別委員会)。
◎根津・千駄木・弥生・向丘・白山の地域で活動しています。(千駄木1.2.5丁目、3丁目1~48 白山1丁目25~26、33~37)
◎96年東洋大学法学部卒業後、文京区内の建築設計事務所・総務部勤務。04年に発生した中越地震直後に党文京地区委員会が呼びかけた救援ボランティアに参加し、震度7を記録した新潟・川口町などで救援活動に取り組む。05年から党文京地区委員会勤務。
◎家族は妻と7歳の娘、2歳の息子。
◎メールkaneko★jcp-bunkyokugidan.gr.jp
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